こんにちは。庭匠山玄の山上です。暑くなってきましたね。7月に入って作業中空調服を着るようになりました。暑くても快適に作業できます。
台杉は、地面近くから複数の幹が立ち上がる独特の形状を持つスギ(杉)です。この形状を保つためには、適切な剪定が重要です。
通常、台杉の剪定は冬季(12月から2月)に行います。この時期は樹木の成長が止まり、休眠状態に入っているため、樹木へのダメージが少ないです。しかし今回は数年手入れされておらず思いきってこの時期に手入れを行いました。
剪定の方法
不要な枝の除去 台杉の内部に向かって伸びる枝や交差する枝、病気や枯れた枝をまず除去します。これにより、樹木全体の通風性と光の透過性が向上します。
主幹の選定 複数の幹がある場合、強く健康な幹を主幹として選び、それ以外の幹を適度に剪定します。これにより、樹木のエネルギーを効率的に集中させることができます。
上向きの枝の剪定 幹の上部に向かって伸びる枝は、台杉の形状を保つために短く剪定します。これにより、樹木の高さを抑え、台杉特有の広がりのある形状を維持します。
バランスの調整 台杉の全体のバランスを見ながら、適度に枝を剪定します。特に、片側に偏っている枝は調整することで、樹木全体が均等に見えるようにします。
剪定の注意点
– 剪定は少しずつ行い、一度に大量に切りすぎないようにします。
– 樹木の健康を保つために、剪定後には切り口に防腐剤を塗ることが推奨されます。
適切な剪定を行うことで、台杉は美しい形状を保ちながら健康に成長し続けることができます。
台杉の手入れは庭匠山玄へおまかせください。